道端や畑にもっとも多く見ることのできる一年草の花です。
子どものころ、穂にびっしりとついた花をしごき取り、タデの葉にのせて、お赤飯がわりに。そんなままごと遊びをした幼い頃を思い出す人もいると思います。
それで、この花は「アカマンマ」の別名で親しまれてきました。
草丈は20〜50センチくらいで、枝端に赤色の小花を密着させ、美しい花穂をつけます。
近似種にオオイヌタデ、サクラタデ、ハナタデ等がありますが、それぞれ特徴的な違いがあります。
イヌタデ同様、私たちの身近なところで見られますので、どのような違いがあるか、図鑑で調べてはどうでしょうか。
より親しみを持ち、草花が大好きになると思います。
秋の散歩道を彩るイヌタデ。群生しているところでは、あたり一面を真っ赤にするほどです。晩秋まで咲き続けている姿をみるとうれしい気持ちになりますよ。
広報かわち 2005年9月号より