ホトケドジョウは栃木県ではババスコの名前で親しまれてきた魚です。
一般的には湧水を好むと言われていて、湧水が豊富な河内町にはたくさん生息しています。しかし、全国的にはその数が減少していて、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種に指定され、その生息が危ぶまれています。
現在、谷川の上流に設けられた保全地内に、湧水を水源とした「保全池」が作られ、ホトケドジョウをはじめとする湧水を好む水辺の生き物を保全する試みが始まっています。
このような取り組みは全国的にも新しい取り組みであり、その効果が調べられていられているところです。また、このような取り組みが全国に発信することにより、環境保全活動の先進地としての河内町が脚光を浴び始めています。
いつの日か、ホトケドジョウが河内町の環境保全活動のシンボルとなる日がくるかもしれませんね。
広報かわち 2006年3月号より