晩秋10月下旬午後6時、もう空は真っ暗。6時半になると東北東の空にはおなじみおうし座のすばる(プレアデス星団410光年)が昇り、8時には日アデス星団(130光年)が続きます。
すばるはヒアデスより3倍以上遠くにあるために小さく見え、逆にアルデバラン(64光年)は半分の近さです。
秋探し、宇宙の奥行きの深さにも想いを巡らしてください。
さて、8月下旬にマックホルツ新惑星が発見されました。暮から新年にかけてかなり地球に接近し4等星まで明るくなるようです。
秋から冬の星座が舞台となり、絶好の条件ですのでご期待ください。
続いて11月5日の明け方4時半薄明の始まる東の空、-4等星の金星と-2等星の木星が月の直径位に大接近し、11月10日朝には少し離れますが中間に月が加わり、暁の空は見事な光景となります。
11月18日〜19日のしし座流星群は数は減ったものの明るさと迫力はNO.1。夜半から防寒対策を厳重に気合だ〜!で頑張ってください。
※天文台の公開日は10月23日(土)と11月6日(土)、27日(土)です。
広報かわち 2004年10月号より