残暑の厳しいこの時期ですが9月8日は二十四節気での白露。ちょうどこの日に月食が起こります。月食というのは地球の影(勿論この影は太陽が作るものです)の中に月が入り込むために月が欠けて見える現象です。
ただし、月が地球を回る角度が少し傾いているために満月の度に月食とはならず、いつもは地球の影の上下を通り過ぎます。
今回もちょっと南側を通過する欠けるのは月の右上の2割位に留まりますが久し振りの月食ですのでぜひご覧ください。時刻は9月8日(金)の明朝3時5分から月の右上から欠け始め、空が白み始める3時51分に最大となり4時37分月没寸前に終わりとなります。
ちなみに次回の月食はちょうど1年後の8月28日。皆既月食(完全に地球の影の中に入りこむ)となります。
今回の満月は今年最も大きな月(10%増し)ですが、わかるかな?
※天文台の公開日は9月2日(土)と23日(土)です。
広報かわち 2006年8月号より