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宵の明星・金星が旬 〜将来の地球の姿?〜

▲平成19年1月20日撮影 

長井市にて

 日没30分後(午後6時〜6時30分)西の空、金星が日増しに明るさと高度を上げ、大変判りやすくなっていきました。
 これから毎月20日前後には細い月と並び彩りを添えます。
 
 3月中旬になるとちょうど男体山の頂に沈むようになり河内町のフィナーレとも重なり、印象深い眺めになります。
 また、今から夏休みにかけて同じ場所で5日おき位でカメラによる記録を続けると大変興味深い動きであることがわかり、立派な自由研究になります。

 更に5cm位の小さな望遠鏡でも30倍以上でその形の変化を楽しむことができます。
 ビーナスとは名ばかりで、純白の姿の下は400度C以上で鉛も溶ける金星の環境は地獄そのもの。

 地球とほぼ同じ大きさでありながら、30%だけ太陽に近いというだけでこんな環境になるのです。
 この地球も本気で温暖化防止を考えないと確実に金星に近づいていくことを、実は教えてくれているのですよ!

 ※天文台の公開日は2月24日(土)と3月3日(土)です。

 

広報かわち 2007年2月号より

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