記録的な猛暑の夏も四季の流れには逆らえず、9月23日秋分の日、9月28日に中秋の名月を迎えます。今の秋は天体の接近が目白押し。
まず明け方の東の空(4時頃)では冬から春の星座を背景に明けの明星・金星が既に土星を追い抜き、10月4日にしし座の一等星レグルスをかすめ、10月11日には月と遭遇します(写真の1/2の近さ)。
この頃の暁の空は清々しさと同時に、何か忙しなさを感じるかも。
さて10月14日には今年の目玉の1つ、部分日食が起こります。
10時43分、太陽の真上から欠け始め、11時40分に最大25%欠けて12時37分に終了します。
お昼休みを少し早めて、太陽の光を弱める工夫をすれば望遠鏡がなくても観察できるでしょう。
次に日食が見られるのは2009年7月22日です。この日食は国内では何と半世紀振りの皆既日食!!となります。ただし見られるのは奄美大島のみ。今から休みと旅費を確保しましょうネ。
※天文台の公開日は9月25日(土)と10月2日(土)、23日(土)です。
広報かわち 2004年9月号より