夜八時半、梅雨が去った(?)河内町の空に雄大な天の川が夏本番を教えてくれます。
さて11時を過ぎると町の灯りもかなり少なくなり、星たちも本来の輝きを取り戻し、北東の地平線からはもう秋の正座たちが昇ってきます。
今回の舞台はペルセウス座。役者はもちろんペルセウス座流星群です。
毎年8月12日〜13日にかけ一時間に30個は見える年間最大級の流星群ですが、今年は12日の朝6時にピークがあると予想されています。
日本では日の出後ですので、夜が明ける3時半頃が事実上のピークになると思われます。
3年前のしし座流星雨は例外として、流れ星本来の美しさを堪能するには流れ星の女王と言われるこの群が最適です。
明け方1時を過ぎると細い月に続いて明けの明星金星が昇ってきて、東の空はとてもにぎやかです。
夏とは言え、油断せず温かい飲み物を用意してご家族で願い事を唱えながら清々しい朝を迎えてください。
※天文台の公開日は8月7日(土)と8月21日(土)です。
広報かわち 2004年7月号より