▼平成18年12月26日撮影 長井市にて
明けましておめでとうございます。年頭につき今年の楽しみな天文現象を紹介します。
今年の前半は2月に衝(しょう)となる土星が主役でしょう。
しし座に入った土星は1等星レグルスより遥かに明るく輝いています。
自慢の輪は昨年より細くなり、より一層均整のとれた美しい姿になっています。
2月になると夕空で宵の明星・金星が目立ち始め、主役を2分することでしょう。6月には主役の座は木星に奪われます。
そして夏休み今年のメインイベントがダブルでやってきます。
まず8月13日明け方、ペルセウス座流星群が最高の条件で満喫できます。
さらに8月28日の夕暮れから久し振りの皆既月食が見られます。
この時には赤い月が4等星を隠すというオマケつきです。
9月からは金星が明けの明星として光彩を放ち、年の瀬の12月、ふたご座流星群、そして火星が接近!
河内町から宇都宮市へ、天界も地上も忙しい年になりそうですね。町と皆さまの前途に幸大からんことを。
※天文台の公開日は1月27日(土)と2月3日(土)です。
広報かわち 2007年1月号より