9月23日は秋分の日。この頃は太陽が沈んでから真暗になるまで、僅か1時間24分と1年で最も短く、午後6時40分に舞台の準備が完了します。
さて、東の空に目を向けると赤く不気味なほど明るく輝く火星が、すぐ見つけられます。10月30日が再接近ですが、明るさは既にマイナス1.5等(1等星の10倍)です。
惑星の模様は、風がなく大気が落ち着いている時の方が良く見えます。再接近の頃よりむしろ今の頃が、良く見えるチャンスが多いかもしれません。
火星は24時間35分で自転しているために、毎日同じ時刻に観察すると、35分ずつ模様がずれて行きます。
はっきり見える模様とぼんやりとしか見えない模様がありますので、たまたま良く見えなくても何回も足を運んでください。もちろん、通う先は天文台ですネ。
さておまけが2つあります。10月8日(土)空が暗くなったらすぐに北西の空に注目!何十年かに一度のジャコビニ流星群が見られるかも。
また10月17日9時半頃、満月の下側がちょっとだけ欠ける部分月食が見られますが気がつくかな?
※天文台の公開日は10月1日(土)と22日(土)です。
広報かわち 2005年9月号より