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アブラハヤ

 アブラハヤは、河川の上流から中流の冷たい水に生息する魚です。河内町は、鬼怒川のきれいな水や湧水が豊富なため、アブラハヤがたくさん生息しています。

 

 アブラハヤという名前は、ウロコがとても小さく体が油を塗ったようにぬめりがあるためについたそうです。町内では、アブラザコという名前で親しまれてきました。

 

 食べるとおいしい魚なのですが、昔からアブラハヤを狙ってとったという話はあまり聞きません。体色も地味であまり目立つ魚ではありません。ですが、町内で魚とりをするときにはよく見られる魚です。

 

 鬼怒川にも、農業水路にも、湧水にもアブラハヤはいます。目立ちませんが、町内のあちこちの水辺に生息しています。つまり、河内町の魚のなかでは名脇役的な存在の魚です。ぜひ、名前を覚えてください。

 

広報かわち 2006年9月号より

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