町内の小川には、カワムツという魚が生息しています。
昔から魚捕りが盛んな河内町には、魚に詳しい人が大勢います。しかし、年配の方でカワムツを知ってい人はあまりいないのではないでしょうか。なぜなら、カワムツはもともと西日本の魚だったからです。
県内でカワムツが確認されはじめたのは1970年代からで、アユの放流にともない広がったと言われています。宇都宮大学の調査では、町内の谷川で1998年に初めてカワムツを確認しています。しかし、今では普通にみられる魚となりました。
このように、本来その土地にいなかった生きものを外来種と呼びます。カワムツの場合は、もともと国内の魚なので国内外来種と呼ばれています。
最近、ニュースなどでも取り上げられている外来種は、河内町の小川でもみられる身近な問題なのです。
広報かわち 2006年6月号より