平成15年5月撮影 山形にて
12月22日は冬至。1年で最も昼の長さが短い日です。そしてクリスマスの夜、ちょっとした贈り物が見られます。
しばらく人目から遠ざかっていた金星がやっと宵の明星として見やすくなってきました。
25日と26日、午後5時〜5時30分まだ薄明るい南西の低空に注目です。愛と美の女神アフロディーテ(ビーナス)に三日月より細い月が接近します。
25日には金星の下、26日には左上です。金星はその後、来春にかけてどんどん高く明るくなり、ダントツの一番星となります。
そして6月8日には世紀のビックイベント“金星の太陽面通過”が見られます。お楽しみに。
さて年が明け、おとそ気分の抜けない1月4日の明け方には、毎年恒例のりゅう座流星群が見られます。
月が沈む3時半から空が白み始める5時半まで、根性のある方は北東の空を星見初めというのはいかが?くれぐれも寒さ対策は十分に怠りなく。
※天文台の公開日は1月10日(土)と1月24日(土)です。
広報かわち 2003年12月号より