昔から、日本人の生活になじみの深い魚がこのコイではないでしょうか。鯉こくや洗いなどの題材にもなり昔から日本人に愛されてきた魚です。
コイは小川に限らず、池や沼、湖、ダムなどさまざまな場所に生息しています。また、大きなものでは全長1mに達し、50年以上も生きることがある長寿の魚としても知られています。
中国の伝説では、黄河にある竜門という急なタキを登りきったコイが竜になるそうです。
この伝説がもとでコイは立身出世の象徴となり、武士が子どもの出世を願って飾ったのが、鯉のぼりの由来とされています。
近年、コイヘルペスというコイ特有の病気が日本国内でも発生し、大きな被害が出ました。日本人に愛されてきたコイが、これからも元気に河内町の小川で泳ぎつづけてくれることを願います。
広報かわち 2006年1月号より