全長120cm 冬鳥=秋に北方から渡って来て越冬する
「冬の使者」ハクチョウ(白鳥)はユーラシアと北米大陸の寒帯で繁殖し、日本には冬鳥としてオオハクチョウ(全長140cm)とコハクチョウが渡来します。
オオハクチョウは嘴の基部の黄色の部分が多く先が尖って見えます。コハクチョウは少し丸く見えます。体長もやや小さいので見分けやすいです。幼鳥は双方灰色で童話「みにくいアヒルの子」は薄汚れたように見える灰色の幼鳥の姿から書かれました。嘴は双方ピンク色です。大きい群れでいるときも家族単位で行動することが多いようです。主食は水草ですが、越冬地の湖沼や河川では穀物やパン層等で餌付けされていることが多いです。よく響く低い声で「コホッーコホッ」と鳴きます。
飛び立つ時は頭を上下させ、それを合図に水面を数10m蹴りながら助走してから空中へ舞い上がり、「コオーコオー」と鳴き交わしながら飛翔することが多いです。
頻繁に飛び立つようになると、季節は春。
写真は今冬、鬼怒川に飛来したコハクチョウ。
広報かわち 2006年2月号より