町内には3種類のドジョウがすんでいます。今月はそのうちのシマドジョウを紹介します。
シマドジョウは普通のドジョウと違い、きれいな水で川底が砂地の小川や水路などを好みます。
栃木県でのシマドジョウの地方名はスナビサと言いますが、砂底を好む本種の生態を良く表した名前だと思います。
ところで、このシマドジョウは大変美味しい魚です。昔は河内町でも沢山捕まれたので、かき揚げにして食べたそうです。
今でも、河内町にはシマドジョウの生息している場所はいくつもあります。しかし、昔のような砂底の小川が少なくなってしまったため、なかなか食べる程の数は捕れなくなってしまいました。
郷土の味、スナサビのかき揚げの味をいつまでも守っていくために、きれいな小川を大切にしていきたいものですね。
広報かわち 2005年8月号より