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七夕です!が?? 〜乙姫様をじっくりと〜

 6月21日は夏至!ですが梅雨空の真っ最中。しかも5月から日照不足ときては、農作物への心配が募るばかりです。
 さて7月7日は七夕です。

 今年は月が明るく今一つです。しかし、七夕というのは旧暦の行事で新月から7日目、つまり上弦の月の日に眺めることに意味があるのです。
 
 この日だと空が真っ暗になった午後8時半頃、まるで花嫁、花婿の乗る舟が天の川を渡るように、月が西空に傾いていきます。風流ですね〜。
 
 その花嫁(琴座のベガ)の星座には三つの面白い天体があります。一つは二重の二重星であるε星。鋭眼の方は二つに見えますが、望遠鏡ではそれぞれが更に二つになり、興味深い眺めです。
 
 次にドーナツ星雲と愛称されるM57。200倍以上がお勧めなので、その成因と合わせて天文台でリクエストしてください。

 もう1つは13日周期で3〜4等星で明るさの変わるβ星。一番明るい時はγ星と同じなので時々比べてみてください。小さいけれど大変味わい深い星座ですよ。
 

 
 ※天文台の公開日は7月1日(土)と22日(土)です。

 

広報かわち 2006年6月号より

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