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今年の締め、ふたご座流星群 〜一晩で300回以上の願い事〜

 記録的な猛暑、あいつぐ台風、そして大地震と忘れられない年となった2004年も気がつけばもう師走。

 星空の世界でも2つの大彗星が幻と終わり、130年振りの金星太陽面通過も悪天候に阻まれ、全国からため息が聞こえてきました。
 
 10月の部分日食が何とか雲間から垣間見ることができました。

 さて、12月13日から14日にかけては恒例のふたご座流星群。今年は月明かりの邪魔もなく舞台は最高。

 中心となるふたご座はオリオン座の左上にあり、午後7時に東の空から昇り、一晩中見えています。
 
 夜が明ける朝5時すきまで、好きな時間に好きなだけ願い事を唱えてください。特に明け方は毎時50個以上見られるでしょう。

 先月号で速報したマックホルツ新彗星は順調に明るさを増しています。12月に入るとオリオン座の右側を急速に北上し、年明けにはすばるのそばを通ります。

 次回は来年の話題と共にその姿をお届けできるでしょう。 *写真 平成16年10月14日 山形県川西町にて


 ※天文台の公開日は11月27日(土)と12月4日(土)、18日(土)です。

 

広報かわち 2004年11月号より

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