梅雨明けと同時に子どもたちには待望の夏休み。いきなり7月下旬は月もなく、星空を楽しむには絶好の時期です。
8時すぎ、真っ暗な東の空高く雄大な天の川が夜空を横切ります。今年の旧暦での七夕は7月31日。
織姫星ベガに続き、天の川の真っ只中に見える大きな美しい十字架の並びが白鳥座です。南十字星に対して北十字星と言われれば、なるほどと感心させられます。
口ばしのβ星アルビレオは小望遠鏡(30倍位)でも良く判る二重星。3等星(金色)と5等星(青色)の対比は全天で最も美しいと言われます。
白鳥の尻尾という意味の1等星デネブは太陽の2万倍!というとてつもなく巨大な星。
さてこの夏は⇒の位置に注目してください。写真にない星が見えているはずです!408日周期で3等〜14等と明るさを変える変光星x星が、8月初旬に最大光度と予想され、今年は絶好の年です。
また、10時半になると月も沈み南東の空から時折明るくゆっくりと流れ星が飛び出します。7月末(28〜31日)は隠れた流星シーズンなのです。願い事を唱える余裕は充分あると思いますよ。
※天文台の公開日は8月19日(土)です。
※8月5日(土)は夏の星空観望会です。(写真は平成18年5月22日撮影 )
広報かわち 2006年7月号より