いよいよ夏の到来です。夜空には変わらぬように天の川が待ってくれています。
じっくりと天の川を観察するには7月24日〜8月11日の夜半前(午後10時〜午前0時)が最適です。
約一千億個の太陽(恒星)が二億年で一周する巨大な円盤(銀河系)を真横から見ているために光の河のように見える訳です。
古代ギリシアでは女神ヘラが子どもにお乳(galact)を与える時に勢い良くほとばしってしまった痕と言われていました。銀河系がGalaxy,天の川がMilkyWayと言われる由縁です。
黒い模様に見える所(暗黒星雲)は広大な水素ガスの雲で将来太陽が作られる巨大な工場です。
さて8月・夏休みと言えばペルセウス座流星群!今年は8月12日夜が極大です。午後10時にはつきも沈み、翌朝にかけどんどん増加していくでしょう。北東の空に注目です。
8月8日の夕方7時半頃、夕空に月と金星が並んでいる光景も見逃さないで!
※天文台の公開日は8月6日(土)と20日(土)です。
広報かわち 2005年7月号より