太陽系を何万年も旅をしてきた2つの大彗星がやっと我々のそばまでやってきました。
まずリニアー彗星は4月23日から5月19日にかけ太陽と地球に近づき1等星になる予想です。
チャンスは4月10日4時〜5月5日3時半。毎日わずか15分位、真東の地平線上に顔を出します。
一方ニート彗星は5月5日夕方7時30分から西の低空に2等星で見え始め日に日に高く条件が良くなり、この頃最も明るくなります。
尾の長さによってはもっと早い時間から見えるかもしれません。肉眼でも見えますが、双眼鏡があればさらに楽しめることでしょう。
また5月5日朝3時48分からは満月が欠け始めますが、皆既月食になる前に夜が明けます。
少し先ですが、6月8日は122年振りに金星の太陽面通過が起きます。最大の黒点のさらに3倍の大きさの黒い金星が通過する様子を想像してみてください。でも望遠鏡や双眼鏡では絶対に見ないでくださいね。失明します!!!
※天文台の公開日は5月8日(土)と5月22日(土)です。
広報かわち 2004年4月号より