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新年早々の星占い初め 〜マックホルツ彗星 急接近中〜

 往く年来る年と慌しいこの時期、夜空でもちょっと忙しい星が走り回っています。

 午後9時頃、南東の空には冬の王者オリオン座が下界を威圧するかのように君臨しています。
 
 その下には古代ギリシア時代から知られたうさぎ座の姿が見られます。

 11月までこの星座の足元でじっとしていたマックホルツ彗星が12月に入りいよいよ足早に北上を始めました。

 12月下旬にはオリオン座の右側を北上、年明けの5日に地球に最接近、1月7日から8日にはスバルのすぐ右を通過します。
 
 この頃に双眼鏡でスバルを眺めると簡単に見つけることができます。そして1月24日に太陽最接近、この頃に彗星は最も成長します。

 1月前半は月明かりもなく、透き通った冬の空高く、絶好の条件です。明るさは3〜4等星の予想ですが何が起きるかわからないのが彗星。 どれ位の尾を見せてくれるかは今夜挑戦する貴方にしかわかりません。


 ※天文台の公開日は1月8日(土)と29日(土)です。

 

広報かわち 2004年12月号より

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