3月6日は虫も冬眠から目覚める啓蟄。厳しかった今年の冬もようやく終わりを告げようとしています。
星空も今月は早くも春の星座の登場です。
2月下旬〜3月初旬の夕方8時頃東の空を見上げてください。今年はかに座のど真ん中を土星がウロウロしていますので、かに座生まれの方が自分の星座を捜す時の道案内をつとめてくれます。
中心にあるM44(プレセペ星団)は肉眼でも淡く存在がわかりますが双眼鏡で一番綺麗に楽しめます。
すぐそばにいる土星は、これから年々自慢の輪が細長くなり、2009年には見えなくなります。今年が一番格好いい姿でしょう。
次はおなじみのしし座です。1等星レグルスの光は78年前のもの。驚くのは自転の速さで、何と太陽の200倍!卵のように変形している姿を想像してみてください。
ししの大鎌と言われる裏返しの?マークの中ほどのγ星は全天で最美といわれる連星(619年で回っています)です。ぜひ天文台でリクエストしてください。
※天文台の公開日は3月4日(土)と18日(土)です。
広報かわち 2006年2月号より