本尊うらの落書
(今は見えない)
明星院と白沢小学校は、創立当初より深い関係にありました。明治6年(1873)5月、明星院本堂を仮校舎にあて開校、明治23年(1890)9月、新校舎が現在の白髭神社参道の石段下に落成するまで使用されました。その後も修了年数の延長や児童数の増加により、大正10年(1921)4月、現在地に移転するまで、明星院を分教室として借用していました。
明星院での学校の様子は、分教室で3・4年生になると、本校から分教室にまわされるので、開放感があり、いたずらっ子が多く見られたようです。
いたずらをする子どもは、よく本尊さまの前に立たされ、にらめっこをさせられましたが、つい恐ろしくなり本尊様に負けて、だれでも泣きだしたと言います。これが子どもの頃の思い出だったそうです。
本堂に当時の落書きも残っています。
昭和61年(1986)7月20日 第198号掲載