私達の住んでいる釜井台団地、特に一区においては、高齢化が進んでいます。
そのような地域環境の中で、自治会の募集により多数の参加申し込みを得て、平成19年4月にクラブが結成されました。
「釜井台一区に居住し会員の親睦と健康づくりにハイキングを楽しむこと」を目的とされています。
会の名称は「楽歩会」(らっぽかい)と命名。
会員数47名中、男性16名、年齢層は中高年層が大半でバランスのとれている状況と思います。
ご夫婦の参加あり、隣人、友達同志の参加ありで様々な顔ぶれです。
長年住んでいる町内会でも初めて顔合せる人もおり驚きです。
それでも目的を同じにするということは話題もはずみ、コミュニケーションはスムーズです。
男性が多い事もサークルの雰囲気づくりの大きな要素になっていると思われます。
列をなして歩いていても明るい笑声がどこからともなく響いて来ます。
更にすごいのは達人方のお知恵拝借 で、それぞれが「昔とった杵柄」とやらを発揮して下さいます。
漠然と眺めてた遠くの山並み、近くの山の名前、高さ等々がガイドブックを開いた時の様に。また見過してしまう草花や木の実に到るまで手に取っての説明が加わる。
自然に触れそう快な気分に加え、更に知的な部分で適度な刺激は充実感も倍増です。
ちなみに今年度のクラブの実施 状況は、4月深山に咲く八汐つつじの探索、下界は新緑でも山頂は木の芽がどうにかふくらみはじめた頃、6月初夏の高山に群生するレンゲつつじと森林浴、空の青さが雨上りの雲間に一段とはえて思わず歓声、そして10月下旬紅葉の瀬戸合峡ハイキングが計画されています。
目的地には貸切りバスで、「おはようございます。」の挨拶をかわし出発。
県内の身近な山にもかかわらず、自然にふれる事は、心のふれ合いの場であり、自らの心のゆとりが取り戻せる場でもあると思います。
健康で参加できる事に感謝の気持ちが湧いてきます。
「楽歩会」メンバー
地域情報紙かわち 第5号
(平成20年1月21日発行)より