2009/1/23
国指定文化財岡本家住宅で火災消防訓練が行われました。
毎年1月26日は文化財の愛護精神の高揚を図るため文化財防火デーに定められています。
宇都宮市では毎年、文化財の火災発生を想定した火災消防訓練を行っています。
今年は国の重要文化財の指定を受けている下岡本町の岡本家住宅を会場に行われました。
1月23日(金)、青空の下行われたこの訓練には消防署や地元消防団、婦人防火クラブ、古里中学校の少年消防クラブ員、消防車両7台が参加しました。
訓練は落雷による火災発生を想定して行われ、サイレンを鳴らした消防車が進入し、主屋に放水が始まると、本番さながらの訓練に、大勢の見学者も息を呑みました。
訓練終了後、当主の岡本郁男さんより、「昭和43年に文化財指定以来、初めての訓練であり、これからも地域の皆さんの協力をいただき貴重な文化財を守っていきたい」と挨拶がありました。
また、1月16日(金)19日(月)の2日間、文化財予防査察が実施されました。
これは河内地区の文化財を3年にわたって調査するもので、今年度は、屋台など11件の指定文化財を市教委文化課の職員、河内分署員、河内地区文化財調査員により査察が行われました。
各保存会の方々が立会いのもと、文化財の現状確認を行い、保管や防災に関するアドバイスがありました。
これからも、河内地区の貴重な文化財を、守り続けて行きたいですね。
県消防防災航空隊の防災ヘリが空中から消火を行いました。
古里中学校生徒と河内地区婦人防火クラブにより、初期消火が行われました。
今年1月に行われた文化財予防査察(右は西組彫刻屋台、左は古田天棚)
地域情報紙かわち 第12号
(平成21年3月19日発行)より