同じ地域に住む者同士の親睦と支え合い活動を目指して誕生した当倶楽部も、五年目にして漸く地域住民の理解と協力により「ふれ愛券」による助け合い活動をスタートさせることができました。

発足当初は、互いに顔を知り合うためのイベントを中心に、不用品バザーや高齢者のための健康講座、蕎麦打ち会、子どもも参加出来るお菓子づくり教室やハイキングなど行ってきましたが、その後活動資金の調達のために資源ゴミの回収活動にも取り組んでいます。

「ふれ愛券」による助け合い活動では三十分の支援活動に対して「ふれ愛券」が一枚（二百円）必要になりますが、この半額を資源ゴミ活動資金から補助することにしています。

この活動が始まって三ヶ月ほどが経ち既に六十枚ほどの「ふれ愛券」が利用されております。

助け合い活動の内容としては体調を崩したときの買い物や片付け、病院への付き添いと車での送迎、留守中の草花への水やりや草取り、外出時の子守りなどで地域に住む者同士が持てる力を出し合って、誰もが安心して暮らせる地域にすることが我々倶楽部員の願いです。

この活動では幾つかの取り決めがありますが、その最も重要な取り決めは「ふれ愛券」以外の謝礼は一切受け取らないという原則です。

私たちは助け合い活動を通して社会参画することの意義と喜びを知り、ただ行政に頼るだけでなく地域で出来ることは地域でやろうという自助努力の第一歩を今踏み出したところです。

代表幹事

西岡　隆義