2009/7/22
天文ファンならずとも一度は見たい天体ショーが皆既日食である。
真っ黒な太陽のまわりの神秘的な美しいコロナ。
初めてのスペクタクルを見に奄美大島へ。
7月２２日早朝から待ち、雨の予報とは裏腹に何とか太陽の姿が確認でき日食が始まる。
９０％欠けた頃から西風が吹き始める。
周りはさらに暗さを増し、急激な変化に恐怖を覚えた。
太陽の一片が残したダイヤモンドリング！
それが消えた瞬間真っ暗闇になり、大歓声が沸きあがる。
皆既日食の瞬間！
空には雲を透してうっすらとコロナが見え、地平線は３６０度夕焼け色。
皆既は3分２０秒の短時間なのに風向きがかわり、予想を上回る変化に涙がでそうになり、鳥肌が立つ思いだった。
時間は過ぎ、太陽の光が復活してきた。
一気に明るくなり、再び大歓声が沸き起こって、異次元体験のようなイベントは終了した。
（星の子会 大澤孝臣）
▲田原中天文台でもたくさんの人が集って楽しんでいました。
地域情報紙かわち 第15号
（平成21年9月発行）より
