河内さぎ草汁
さぎ草は、以前は身近な湿地にたくさん咲いており「河内地域の花」として慕われておりました。
最近は見かけることも少なくなってきており稀少植物になりつつある さぎ草。
河内地区まちづくり協議会では、白く可憐な花が、羽を広げて飛んでいる「しらさぎ」にそっくりな形の「さぎ草」をイメージして「河内さぎ草汁」を考案してみました。
~~~ 作り方 (5人分)~~~
(材料)鶏小間肉80g・人参10g・しめじ30g・まいたけ30g・かまぼこ15切、クレソン5本 温麺1/5輪
(調味料) 薄口しょうゆ70cc・だし小さじ1杯・水800cc
① かまぼこは、横2つ割りし、さぎ草の型を抜き薄くスライスする。
② クレソンは洗い、葉と茎の部分をカットする。
③ 温麺は、3分茹で水にさらし、20g位に小分けする。
④ まいたけ・しめじは、房をほぐす。
⑤ 人参は、細切りする。
⑥ 鍋にかつおだしを入れ、煮立て鶏肉を入れアクをとり、半量のしょうゆを入れる。
⑦ ⑥の鍋に、④のきのこと⑤の人参を入れる。
⑧ 残りの薄口しょうゆを加え、味をととのえる。
⑨ ③で小分けしていた温麺を、おわんに入れ汁を入れる。
⑩ スライスしたさぎ草のかまぼこ3枚を汁のうえに浮かべ、クレソンを添え出来上がり。
ゴボウ汁
江戸時代、奥州街道の宿場としてにぎわった白沢宿の名物「ゴボウ汁」は、鬼怒川のあゆとともに、特に旅人の賞賛をうけ、街道筋の名物にあげられ、旅籠やめし屋では、常に用意して旅人が喜んで賞味したといわれています。
当時からゴボウは、鬼怒川の洪水で、肥沃となった沿岸の畑地で栽培され、耕土も深く、肉質もしまり、適度なやわらか味をもち、多くの人の食味にあったものが、たくさん生産されたと言われています。
河内地区まちづくり協議会では、豚バラ肉、ゴボウ、大根、人参、こんにゃく、里芋などできるだけ地元の食材をもちい、昔なじみの「ゴボウ汁」に「ニラ入りすいとん」を加えボリュウムを出し、再現してみました。
~~~ 作り方 (5人分)~~~
(材料)豚バラ肉40g・ゴボウ120g・大根80g・人参30g・こんにゃく70g、里いも70g・ニラ2本・すいとんの粉又は地粉100gこね水100cc
(調味料)サラダ油少々・しょうゆ70cc・だし小さじ1杯・水1ℓ
① 豚バラ肉は、2㎝位に切る。
② ゴボウは、ななめ切りし、大根、人参、里芋はいちょう切り、こんにゃくは、四角に切る。
③ 鍋にサラダ油を入れ、豚バラ肉、ゴボウ、大根、人参、こんにゃくの順に炒めたあと、水、しょうゆ、だしを加え、途中で里いもを加え煮る。
④ ニラを1cm位に切り、すいとんの粉にこね水を加えこねる。
⑤ 沸騰したお湯で、3cm位に丸めた、すいとんを茹でる。すいとんは、浮き上がればOK。水でさらす。
⑥ ゴボウ汁にすいとんを入れ出来上がり。
※ すいとんは、煮崩れ防止で、食べる寸前に汁の中に入れるとよい。
※ しょうゆは、煮立ったら半量入れ、野菜が、柔かくなったら残りのしょうゆを入れ味をととのえる。
※ 煮立ったとき、アクを取る。