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12.薬師堂(やくしどう)・毘沙門天(びしゃもんてん)

白沢薬師堂

 

この2間半のお堂は、江戸時代に白澤宿の本陣を司った宇加地家の持仏堂として建てられたものです。

 

薬師如来像が祀られており、通称お薬師さんと呼んでいます。

 

木造金箔塗りで 高さ70cm 宇都宮の仏師「鐘家・戸室将監」の作と伝えられていますが、不思議なことに、いつの間にか左腕が無いので謎となっています。

 

薬師如来は、古くから人間のあらゆる病気を治し寿命を延ばす御仏として厚く信仰され、一般に左手に薬壷を持った姿であらわされています。

 

神仏信仰にたより病気を治すことの盛んな時代には、仏像の一部を削り取って薬として服用する風習が各地で見られます。

 

この薬師如来は寄木造りのために何らかの事情で欠損したのかも知れません。

 

河内ふるさと探訪より

 

毘沙門天

邪気・厄除けの神

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