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18.彫刻屋台 白沢甲部(しらさわこうぶ)自治会

天保4(1833)年に製作された、外輪式彩色彫刻屋台です。

 

鬼板と懸魚(げぎょ)には唐獅子、正面の柱には龍の彫刻がまきつけられ柱隠しの様に彫れており、眼にはハメ込みのガラス玉が用いられています。全部で12枚になる外障子・内障子には、十二支の彫刻が施され、この屋台の特徴となっています。  

 

[平成2年12月6日 市指定]  

宇都宮文化財マップより

 

 

この屋台は,古文書等の記録がなく正確には分かりませんが、古老の話によると外部から購入したとのことでした。

 

やや小形で車が左右とも外に出ており(外車(そとぐるま))、車軸が前後中心よりやや後に位置していることなどから、典型的な宇都宮形屋台といえます。

 

部材裏面墨書(ぼくしょ)に「天保四年巳年六月吉日・大工常蔵」(1833)とありますが、製作当初の彫物(ほりもの)師名は分かりません。

 

太鼓場(たいこば)内墨書(ぼくしょ)には、明治3年に修理が行われた時の職人名と「礒辺(いそべ)敬(けい)信工(しんこう)」の銘(めい)があり、一部彫物(ほりもの)を敬信が補刻(ほこく)を行っております。

 

屋台の彫物は唐獅子牡丹、孔雀の他、正面左右の向拝柱(こうはいばしら)は丸彫(まるぼり)の龍、また障子の腰板(こしいた)には12支の動物が彫られています。

かわちふるさとまつりに出演

「おもてなしも万全」

「鳥居に屋台がぶつからないように」

「この坂もう一息 押せ、押せ」

北野神社から市民センターに到着

 

小学校版「宇都宮学」67ページ、68ページ

 

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