子どもたちの郷土愛を育む機会を高齢者が提供しています!
大塚自治会内では、矢じりや縄文土器片が田畑の中から出土し、大塚新田古墳群(大塚十三塚古墳群)の中から見つかった馬具は日本の編年の基準になるほど重要な遺物として東京国立博物館に収蔵されており、今でも高お神社古墳として一基が水田の中にぽつんと取り残され、地域住民の心の拠所としての杜そのものがあがめ祀られているなど、大きな塚のある地だから大塚と呼ばれ、昔から人が生活し易い環境の土地であったようです。
江戸時代初期の寛文8年(1668年)新田開発により下田原村から分村して大塚新田村が起源と思われ、平成30年(2018年)には350年を数える自治会です。
また、源 頼朝などが奥州への途上に通過したと思われる鎌倉街道の跡や明治の鉄道(旧東北本線) 敷設の名残である真っ直ぐな道路や橋げたが現存しているなど日本の歴史が垣間見られる自治会でもあります。
そんな歴史を持った大塚自治会では、旧河内町が宇都宮市に合併する前から「大塚自治会住民は一つの家族」をテーマに、三世代が集う「大塚フェスタ」を開催し、世代間交流を推進しながら、特に未来の時代を担う子どもたちへの郷土愛を育む活動に高齢者団体(シルバースクラムズ)が主体的にサポートして「縄文土器片」「サギソウ」を媒体にして活動しています。
地域情報紙かわち 第59号
(平成29年7月発行)より