白沢河原自治会は、奥州街道で氏家から宇都宮方面に向かうと白沢の宿の入り口にあります。
55戸の小さな田園風景豊かな自治会です。
今はほとんどありませんが、松林が多くあったとも聞いております。
それに西鬼怒川には渡しがあったそうです。
今はありませんけど、名残りが少し残っております。(石や砂が多くあった所から河原とついたのかな?)
私どもの自治会でも昔からの行事である「どんど焼き」があります。
毎年有志が集まり年末に約半日かけて櫓を年始の為に作っておきます。
「どんど焼き」は毎年自治会の新年会が終わった夕方から始めます。
公民館においてPTAの親と子供達の年初め仕事で、繭玉(米粉)に色を付け蒸かして団子状にして、エゴの木の枝に取り付けるのです。
夕方になると繭玉のついた枝を各自持ち寄って「どんど焼き」の櫓周りに突き刺しておくのです。
火入れまで時間があるので、白沢お囃子の会の人たちのお囃子が始まるのです。
それと同時に豚汁がふるまわれるのです。
火入れが始まったらものすごい勢いで燃えるのです。
竹に火が付くと爆竹の様な、さく裂音が聞こえるのです。
火の勢いが弱まった頃にその繭玉が焼けるのです。
それを食べると無病息災と言われるのです。
その他に子供たちの夏休みに合わせて、西下ケ橋と一緒に生物調査を行い採取をして種類分けをして、数を数えて記録に残すのです。
この作業を年2回行います。
そして記録を全て残しておくのです。
自然豊かなところでお年寄りと、子供達をいつまでも大切にする自治会で有ります様にと願っております。
地域情報紙かわち 第64号
(平成30年10月発行)より